先日五百億年ぶりにデートをしてきた、たなかです。ほら羨ましいだろ。嘘です。すみません、調子こきました。
あまりにも久々のデートであり、デートの概念すらわからなくなってきた今日この頃。安直短絡愚直人間のたなかは初デートプランは、まぁ夜に少しお洒落ぽい場所でお酒飲めたらいいやろと、決めていた。と言うより、それ以外何も思いつかなかった。恋愛偏差値が低すぎる。
結果どこに行ったと思いますか。
ランチで、大戸屋。
震えました。これは私からの提案ではなく、女性からの提案。たしかに大戸屋はおいしい。しかしもう一度言う。震えた。
※大戸屋…ヘルシーな定食が多いチェーン店
大戸屋と連絡されたときは、私の思考は混乱した。考えられることは3つ。
①まぁ適当にランチだけして、連絡とるのやめるかー。
②全然気を遣わなくてもいいほど、たなかのことを信頼している。
③本当に大戸屋が好き。
結論としては結局どれかはわからなかったが、①ではないと思いたいかつ、そういった悪い印象はなかった。なぜなら、ランチから結局21時過ぎまで遊んだからだ。完全に私は楽しんでいた。
話は戻り、大戸屋。大戸屋では私は麻婆鍋というものを注文し、女性はなにかのサラダを注文した。ここで己の欲の通りに、注文した私は浅ましく醜いものであった。
麻婆鍋は、なんと辛いのだ。当然だ。
私は辛い物は好きだ。しかし普段汗かくのは、大嫌いなのだ。そして辛い物を食べたあと、必至でお腹をくだす。その辺りをなにも考えず、ただ愚直に利己的に注文した。
結果、滅茶苦茶汗をかいた。もう話なんて集中できない。辛ぇのなんの。緊張も合わさってか、汗が滝のように出てくる。しかし、呼吸を整え全集中!!し乗り切ることにした。
辛さに耐えつつ、話題はお互い読書が好きということもあり、おすすめの本を紹介し合った。
私は背伸びをした。
文学史の作者も読むんだぜ、という感じで。ダサい。
そのとき、私がすすめた本は
・武者小路実篤『友情』
・三島由紀夫『命売ります』
このふたつ聞くと知的な感じしませんか。私はします。
そして私はその二つをすすめた後、言った。
「知的な感じしません?」
もうまんま。恥ずかしいぐらいに、素直。本の内容じゃなくて自分!って感じで。そこがまた気持ち悪い。
女性は「しますね」と答えた。優しい。ありがとう。
女性にも小説やエッセイや、漫画なども教示してもらった。話を聞くかぎり、かなり私の趣味が似ている。むしろ知らないこと教えてくれる。なんという僥倖。
※友情も命売りますも、読みやすくおもしろいので是非。
そして大戸屋を後にした。つぎは、雑貨店やら家電量販店に行ったのだ。え、雑貨店はとにかく家電量販店はデートで行くところか。
多くの人はそう思うだろう。私もそう思います。
目的としては、女性が一人暮らしを始めるらしく、洗濯機やら冷蔵庫を見るためだ。
白物家電を見ながら女性は
「高いですね」
「機能がいい」
などと金額や機能についてかなり思案し、私に相談してくる流れであった。
私は、一人暮らし歴が長いため、すべて答えていた。どんな洗剤がいいかまで。会話をしながら、私は脳内にぐるぐるとある思考されていた。
夫婦ぽい。
家電の金額話すなんて、なんか新婚夫婦ぽい。
雑貨屋さんで少し値が張る小物をみると、「あの家電が買えるやん!!」みたいな会話。なんとムズ痒い。夫婦ぽい。
その後は、外に行き、適当な喫茶店で休憩することにした。
道中、雨が降る。
小雨なるも、気にはなる雨。
女性、かばんより折り畳み傘を出す。
傘をさす。
女性は言う。
「入りますか?」
デートッッッ!!!!!
圧倒的デート!!!
ここにデートあり!!!!!
デートぽい!!!!!
と思考が思春期になっていたら、喫茶店ついた。
近いよ、立地。空気読んでよ。
5mぐらいしか相合傘にならなかった。馬鹿野郎、立地。
喫茶店で着席し、なんだかクリームまみれの甘味を食べた。1個をふたりで分けた。これはもうデートじゃん。
すこし冷静になり、まぁふつうに雨降ってたら「入る?」ぐらい言うか。と脳内でスカしてみたりしながら、おしゃべりを楽しんだ。
解散の雰囲気になる。帰路では、喫茶店で甘味のカロリーの話になった。
いいことを教えてあげた。
「深夜0時に食べても、0時なのでカロリーもゼロになるよ。」
滅茶苦茶ウケた。
先日、どう森をしていたとき誰かが言っていた、素敵な言葉。誰が言っていたか忘れたけど、ありがとう。圧倒的感謝。この日一番ウケた。
そして女性と解散した。
ひとり帰路、私は一喜一憂した今日を自問自答した。
「まだ思春期なん?、ワシ」
コメント
コメント一覧 (2)
え?他の人も続き気になりませんか?